台湾遠征のことを少しずつ書いていきます。
まずは、現地(台北)の有名な先生との技術交流です。台湾の施術といえば、
足ツボが有名ですが、全身の施術も、もちろんあります。今回はその全身の施術。
私は施術するのは好きですが、私自身が施術を受けることは、
あまり好きではありません。(勉強のためは除く)
特に、痛い施術は、絶対に受けたくないです。
が、貴重な体験なので、現地の現状を身を持って、体感しました。
その先生のお店はこんなところや
こんな路地裏のようなところにあります。
看板がないのは、代々木と同じで、親近感を感じました。
このお店の中にいたのが、今回お世話になった呉先生。
風貌はというと、ドラえもんに出てくる。
のような感じ。
この時点、で少し嫌な予感がしてました・・・。
呉先生は、台湾の伝統的な方法での施術を基本にして、それを若い施術者に
指導されてるとのこと。
その伝統的な施術は
簡単に説明すると、“凄く、凄く、凄く、痛い施術”です。
どれくらい痛いのかというと、背骨をはじめ、数々の骨を折ったり、−35℃の
寒さを経験してきた私が、
今までの人生の中で、1番に感じる痛さ
でした。
さらにその痛みを耐えることで、冷や汗でびっしょり
(前日の仮体験後、当日は、私服をで臨む)。
痛いとこは悪いとこ。という考えらしく、
痛みが感じなくなるまで、手加減することなく、永遠に施術が続きます。
痛すぎるのを耐えきり、その後、心が完全に折れたことで、
呉先生との2ショット写真を撮る気力もなくなりました・・・。
もちろん、素晴らしいところもありました。
手の指の状態を診て、症状を的確に言い当てるのは、学びになりました。
気をとりなおして、今度は私がジャイ○ン、いや呉先生を施術する番に。
ところが、呉先生は施術を受けるとすぐ寝てしまう。
ということで、女性の先生が受けることに。
激痛=良い施術 の台湾式に慣れてしまえば、当然なのかもしれませんが、
いつものように、無痛の根幹療法をやっていると「触り方が優しすぎる」という反応。
であれば、少し痛みを伴う(初回に限って)、姿勢矯正の技術に切り替えてみることに。
結果は、いつも通りにキレイな姿勢になりましたが、無痛療法に慣れていない分、
体感してもらいにくかったかもです。
強く押して、身体を調整する施術は、術側の負担も大きいです。
呉先生が施術を受けると直ぐに寝るというのは、セルフケアが足りてないことから、
身体の回復が間に合ってないということが考えられました。
有名な先生がそんな辛い状態ということは、他の方々はもっと大変なはず。
したがって、伝統的な技術・施術を提供するという場所という点では
良いのですが、やはり台湾(台北)でも提供する側を含めてセルフケアが行き届いていない。
それには「根幹療法」を、施術する先生方はもちろん、通う方々に伝えるべき
必要性があると強く実感した技術交流でした。
「痛い施術が大好き」という考えをお持ちの方には、こっそりお店の情報を教えます。
呉先生は日本が好きで、少し日本語が喋れて、日本での仕事にも興味がある為か、
こんなカワイイのれんがかかってました。
ちなみに身体全体で痛みが感じにくい状態は、脳と神経の連絡が届きにくい証拠でもあり、
既に内臓に問題がおきてるケースがある為に、注意が必要です。
JR新宿駅 徒歩10分 藤井施術院
藤井施術院 代表
根幹療法士 藤井 雄治
台湾遠征のまとめ